講演会 上手な医療の受け方

先日、健康寿命をテーマとした講演会で、講師を務めさせてもらいました。
 
当日は、食事や身体活動をはじめとする健康寿命を延ばすための秘訣とともに、病気と向き合うことになった際、上手に医療を受けるためのポイントについても講話。
 
病院やクリニックで医師により処方される「薬」は「医療用医薬品」とも呼ばれ、患者さんの症状、体質、年齢などを考慮のうえ、一人ひとりに合った種類や量が処方されます。
 
そんな処方薬について、患者さんの中には、再診時に医師から「お薬は全て飲まれましたか?」と尋ねられ、実際には飲み忘れが重なったり、何らかの理由で服用を中止したものの、正直に伝えにくく「はい、全て飲みました」とつい答えてしまうケースも……。
 
症状が回復していない状況で、薬を全て服用していないにもかかわらず服用したと答えてしまうと、医師は薬の効果が不十分と判断し、新たに量を増やして処方する場合があります。
 
こうした薬の服用状況含め、私たちは医療を受ける際、医師や看護師などの医療従事者に”事実”をありのまま伝えることが大切になるなどの要点を、具体例を交えながらお話させてもらいました。
 
上手な医療の受け方
(当日使用したスライドより)
 
当日の講話が、参加して下さった皆さんにとって、日々の生活の中で健康寿命延伸の術に取り組むきっかけになったり、上手に医療を受けるためのヒントとなったようでしたら幸いです