新入社員研修 職場の安全・衛生対策

この四月からスタートした2023年度、新たな職場や学校で迎えた人、あるいはそのような人たちを迎え入れた人が、読者の皆さんの中にもいるのではないでしょうか。私は、先日、ある企業の新入社員の皆さんが参加する研修会で、職場での安全・衛生対策について講話をさせてもらいました。

3/13のマスク緩和、ゴールデンウイーク明け5/8に予定される2類相当から5類への移行などを踏まえた新型コロナウイルス感染症への向き合い方に加え、今回は「食中毒」と「熱中症」をテーマとして取り上げました。

気温が高くなる春から秋にかけ、カンピロバクターやO157などの腸管出血性大腸菌をはじめとする細菌を原因とする食中毒が増える傾向に……。研修会に参加した新入社員の人の中には、お弁当など食事の手配や準備を担う可能性があるため、メニュー選びや適切な温度での保管について説明。

職場の安全・衛生対策

また、昨年5月から9月に全国で約7万1千人もの人が救急搬送された熱中症を予防、そして疑われる人が現れた場合でも慌てず正しく対処するために、日頃から経口補水液や塩飴といったものを準備したり、氷のうや氷、濡れタオルなどを用いて体から熱を放散させる方法についても解説しました。

自分自身や職場の同僚、社外の関係者などが安心して、そして安全に仕事に取り組めるよう、安全・衛生対策にも注意を配るようにしましょう。