ケア従事者向けのセミナーにて

7月下旬、医療機関や介護施設で働く方、ご自宅でご家族を看護・介護している方を対象としたセミナーのシンポジウムにおいて、堀は”ファシリテーター”を務めました。

ファシリテーターはシンポジウムなどにおいて、進行役として中立的な立場から議論が円滑に進むよう調整し、合意形成や相互理解の実現に努める役割を担います。

当日はまず管理栄養士の先生お二方が、それぞれ「食」をテーマとした基調講演を行いました。続いて講演の内容を踏まえたシンポジウムへ。

パネリストの先生方の発言に加え、参加者の皆さんから、ケアの現場で直面している食に関する問題の提起、あるいは自分達が取り組んだ改善事例など積極的な発言が相次ぎ、会場は熱気の渦に。

そうした貴重な発言を会場全体で共有し、ケア提供者として如何に食について考え行動すべきかを探るべく、議論の調整に堀は努めたのでした。

ケアにおける食事の重要性を認識したうえで、患者さんや利用者さん一人ひとりの状態に合わせた食事提供をはじめとした各種施策を実行していくというコンセンサスを形成し、本シンポジウムは幕を閉じました。

セミナーでの一コマ

堀からのメッセージ

参加者の皆さんの食に関する問題意識の高さに感心するとともに、そうした意識を如何に会場全体で共有できるものとするかに配慮しファシリテートさせていただきました。

一人ひとりの経験や知恵をこのような場で交流させ共有することの大切さを改めて認識させてもらい私自身にとっても大変学び深いセミナーとなりました。

堀 エリカ