第13回 日本医療情報学会 看護学術大会
去る8月4・5日の両日、都内にて「第13回 日本医療情報学会 看護学術大会」が開催されました。
患者さんを診療したり寄り添ったりする際はもちろんのこと、疾病の予防を推進する際など、医療に「情報」は欠かすことができません。医療が扱う情報である「医療情報」とも言うべきものを、現場で扱う医療者や専門として研究する研究者が一同に集い研鑽を深めるため、日本医療情報学会は設立されました。
この学会の看護部会が主催する学術大会、いわゆる「学会」が開催されたのですが、「多職種協働」が学会テーマとして選択されました。医療は、医師、看護師、薬剤師、事務職などさまざまな専門職が関わりを持つことから、協働=チーム医療の実現が望まれるのです。
堀はポスターセッション(※)において、大学医学部付属病院に勤務する薬剤師の先生とともに、「お薬手帳」に関する調査報告を行いました(※ポスターセッション=研究内容をまとめた紙を掲示し、説明を行う)。
飲み合わせがよくない薬の処方や重複処方を防止するだけではなく、日々の血圧やワクチン接種などの情報を記載することにより、健康に関する情報を一元化するうえでも利用価値が高いお薬手帳。調査の結果、普及途上にあることが明らかとなり、お薬手帳の電子化含め、利用を促進するための施策が必要との見解を、時には参加者の皆さんに直接説明させていただきました。
本ページをご覧の皆さんも、ぜひこの機会にお薬手帳を実際に手にとってみてください。きっと活用し甲斐のある手帳であることを理解していただけると思います。
堀からのメッセージ
この度のポスターセッションに臨むにあたり、調査にご協力いただいた皆さんにこの場を借りて心よりお礼申し上げます。皆さんのご協力のおかげで、大変有意義な調査報告を学会参加者の方に行うことができました。
今後は得られた結果をお薬手帳の普及へと繋げるよう努めて参ります。
堀 エリカ