新たな資格

「1,568,961人」
 
今年6月、厚生労働省が人口動態統計にて公表した、2022年に日本国内で亡くなった方の人数です。年間の死亡数として戦後最多を更新しました。
 
死は本人のみならず、家族や友人などにも永遠の別れをもたらします。遺された人は、心身ともに辛い状況に置かれますが、そうした中でもやらなければならないことは数多くあり、その一つに遺品の整理が挙げられます。
 
思い出の品々を亡くなる前の状態のまま保つことができる、あるいは新たに保管スペースを確保できる場合などは問題ありませんが、さまざまな事情から整理を迫られるケースも少なくありません。
 
以前にこの活動日記で紹介したことがありますが、私は死生学を専門とするとともに、ご遺族の心のケア(グリーフケア)も担わせてもらっています。ご遺族の中には、遺品数の多さに途方にくれたり、どの品も大切であるがゆえにどれを手放せばよいのか判断しかねるといった悩みを吐露される方もおられます。
 
そのようなご遺族をサポートすべく、遺品整理の知識を習得したり実際の作業への理解を深めるために、一般社団法人遺品整理士認定協会が運営する遺品整理士の養成講座を受講し、その資格を先日取得しました。
 
遺品整理士
一般社団法人 遺品整理士認定協会HPより)
 
新たな知見を、今後ご遺族に寄り添わせてもらう際に役立てていこうと考えています。