ケア従事者向けのセミナーにて

10月中旬、堀はケア従事者向けセミナーにて講師を務めさせていただきました。

今回のセミナーにお集まりいただいたのは、医療機関や介護施設で患者さんや利用者さんに、ご自宅でご家族に、ケアを提供している方々でした。

テーマは「ケアを提供する人たちのストレスケア」

ケアを提供する人たちの多くは、患者さんや利用者さん、ご家族がよりよく生活できるようにと、日夜献身的に寄り添いを続けておられます。真摯にケアと向かい合うがゆえに、中にはケアを提供する側であるご自身の心身のバランスを崩してしまう方も少なくありません。

そのような状況に陥るのを避けるためには、自ら率先して自身のこころと身体をケアすることが欠かせません。

今回はコーピングすなわちストレスに如何に対処すればよいかなど、”こころの問題”に焦点を当ててお話をさせていただきました。セミナーの途中ではこころと身体を解きほぐすエクササイズにも、参加者の皆さんに取り組んでいただきました。

バーンアウト(燃え尽き症候群)に代表されるように、ケアを提供する人たちは今日多くの問題に直面しています。そうした問題を解決する糸口や施策を提供すべく、今後もこのようなテーマのセミナーに堀は積極的に関わって参ります。

セミナーでの一コマ

堀からのメッセージ

「誰かの支えになろうとしている人こそ、誰かの支えを必要としています」

これはケアの現場でよく耳にする言葉の1つです。私も患者さんや利用者さんを支えるケア従事者やご家族にこの言葉を贈る機会が多いのですが、今回のセミナーが何らかの支えを参加者の皆さんに提供する機会となっていましたら幸いです。

堀 エリカ