エビデンスの強弱
日々健やかに過ごすことは、誰にとっても興味のあるテーマですね。それゆえ、医療や健康に関する情報に関心を持つ人は少なくありません。そんな関心を引こうと、インターネットをはじめとした各種メディアには、さまざまな情報が掲載されています。
流通する医療・健康情報すべてが、信頼の置けるものならば問題ないのですが、実際のところは玉石混交の状態にあります。そのため、情報の受け手側である一人ひとりが、その真偽をしっかり見極めなければなりません。
見極める要素の一つとして重要視されるのが「エビデンス(科学的根拠)の有無」。このエビデンス、「強いもの」と「弱いもの」があるため、たとえ「エビデンス有」と謳っていたとしても、注意する必要があります。
例として「動物を使った研究」は、研究結果が人間にそのまま当てはまるとは言えないなどの理由から、エビデンスは弱く、留意を要します(※ピラミッドの上に行くに従って、エビデンスが「強い」ことを意味する「エビデンスのピラミッド」を参照)。
【参考】エビデンスのピラミッド
情報をしっかりと吟味したうえで、上手に日々の生活に活かしたいものです。