講演会 健康寿命
先日、「健康寿命」をテーマとして、講演会の講師を務めさせてもらいました。
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を意味する健康寿命。より平たく言うならば、介護を受けたり病気で寝たきりになったりしない期間となりますが、介護が必要となる要因として、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?
厚生労働省の「国民生活基礎調査2022」によると、最多は認知症。脳血管疾患、骨折・転倒、高齢による衰弱、関節疾患と続きます。高齢による衰弱の一部と骨折・転倒、関節疾患を「運動器の機能低下・障害」としてまとめると、認知症、脳血管疾患を含めた3つが、健康寿命を阻害する3大要因と言えます。
講演会では、認知症と排便習慣の関係など、最近の研究やトピックなども交えて3大要因について解説。また、運動器機能の向上・維持に役立つスクワットはじめ、日常生活の中で無理なく取り組むことができる健康寿命延伸の秘策、更には万が一に備えた医療の上手な受け方を、聴講者の皆さんに体験したり、学んでもらいました。
自立した健やかな日々を重ねられるよう、3大要因などの予防や適切な治療を心掛けたいものです。