研修会 安全対策とメンタルヘルス
先日、この春に企業の新入社員として働き始めた人を対象とした研修会で、講師を務めさせてもらいました。
テーマは「職場の安全対策とメンタルヘルス」。
前半の安全対策では、一年を通して注意が必要となる感染症や食中毒、これからの季節に気を付けたい熱中症に加え、もしもの時に備えた切り傷などへの応急措置や心肺蘇生とAEDについて解説。更に、訓練用の人形を用いて、心臓マッサージのデモンストレーションを行い、参加者の皆さんにも実際に取り組んでもらいました。
心臓マッサージは、成人の場合、 ①約5cmの深さ、②1分間に100~120回、③リズムよく行う必要があります。「5cmがとても深く感じられた」「想像以上に体力が必要」などの感想を、体験した人は口にしていました。
また、後半のメンタルヘルスでは、学生から社会人になるなどの大きな環境変化がこころに不調をもたらしやすいこと、こころや身体に現れるストレス反応に気付いて対処することの重要性などについて説明しました。
実技にも積極的に取り組んでくれた研修会の参加者の皆さんにこの場を借りて感謝するとともに、もしもの時やこころが疲弊した時に、今回学んだことを思い出し、活かしてもらえればと願っております。