同じ病気の患者さんの声を参考に

「病気」と診断され、いざ治療を進めていく際、患者さんやご家族はさまざまな「悩み」や「迷い」に直面します。

たとえば治療方法が複数あってどれを選ばよいか決めかねたり、病気と診断された大切な人にどう接すればよいか戸惑ったり……。

そんな時、頼りとなるのが医師や看護師などの医療者です。彼らの持つエビデンス(=科学的根拠)に基づいた知見や患者さんに寄り添う臨床経験は、問題を解決するヒントを与えてくれます。

しかし、医療者の助けを借りてもなお、解決に至らない問題も……。そんな問題を抱えた際には、同じ病気の患者さんの声や経験に耳を傾けてみることをお勧めします。

患者さんやご家族と同じ一生活者としての視点から語られる言葉や体験談には、示唆に富んだものが多く含まれています。

同じ病気の患者さんが集まる「患者会」に加え、一部のがんや認知症の患者さんとご家族の体験談をインターネット上にアップしている「健康と病いの語り」などもありますので、自分にあったものに参加したり、活用してみては如何でしょうか。

健康と病いの語り

ディペックス・ジャパンHP 「健康と病いの語り」より

堀 エリカ

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