傾聴をテーマとしたセミナー
先月の中旬から下旬に掛け、堀は傾聴をテーマとしたセミナーの講師を東京と大阪それぞれの会場で務めました。
参加者は医療や介護の現場で活躍する方やご自宅でご家族をケアしている皆さん。
ケアのスキルには食事介助や褥瘡予防はじめ実にさまざまなものがありますが、患者さんや利用者さん、ご家族の言葉に耳を傾ける傾聴もその1つ。
患者さんや利用者さん、ご家族が発した言葉から心身の状態を把握するうえで、また言葉を発したご本人が自分自身の考えや思いを整理するうえでも、ケア提供者の傾聴が果たす役割は実に大きなものがあります。
傾聴を実践する際に気を付けたい心持ち、活用が望まれる傾聴技法についてケースを交えながら解説する堀の一言一句に、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けメモを取っておられました。
堀からのメッセージ
傾聴はケア提供者にとって基盤となるスキルの1つであり、だからこそしっかりと身につけ日々の発展的なケアに繋げていくことが望まれます。
セミナー参加者の皆さんにはご理解いただけたかと思いますが、傾聴技法の中には普段の生活の中で無意識に用いているものがあります。まずはそうしたものを意識化したうえで活用し、少しずつ新しい技法を習得していくことがお勧めです。
皆さんが患者さんや利用者さん、ご家族の”良き聴き手”となり、良質なケアを提供することを期待しています。
堀 エリカ