大学医学部での講義

今月上旬、都内大学の医学部でゲスト講師を務めました。

今回の講義テーマは「死生学」。その中で特に焦点を当てたのは”死に直面する患者さんの心理”でした。学生たちの多くは近い将来、患者さんの死に寄り添う機会を持つことになるため、その心の揺れへの理解を深める必要があるのです。

まず講義では死と隣り合わせの病と向き合う患者さんを描いたビデオを用いて、学生たちに客観的な視点から患者さんの心の揺れを理解するよう促しました。続いて、死と向い合う本人がどのような心理状態に置かれのるか、主観的に体感してもらうために、死の疑似体験ワークを実施。

一見クールな雰囲気を漂わせていた学生たちも、講義中に私がマイクを向けると「こんな風に苦しんでいる患者さんを助けるために医学部に入りました」と、未来の医師に相応しい言葉を口に。

これからの医療を支える学生たちから私も刺激を受けた、そんな講義となりました。

活動日記201502

 

 

 

 

 

堀 エリカ