講演・セミナー詳細

日々の現場で、安全を左右するのは設備やマニュアルだけではありません。
疲れ、焦り、緊張、眠気、小さな不安──
私たちの“心と身体の反応”は、ふとした判断や動作に影響し、ヒヤリの原因になることがあります。

本講演・セミナーでは、医療現場で多様な困難な場面に立ち会ってきた講師が、事故やトラブルの背景にある“心と身体の仕組み”をわかりやすくお話しします。
日々の業務の中で、「これは活かせる」と感じていただける視点を見つけることができる内容です。

また、もしもの場面で“命をつなぐ初動”をテーマに、AED・心臓マッサージを盛り込んだ「チーム連携ワーク」を取り入れています。
「心臓マッサージを行う」「AEDを使う」「119番に通報する」──
役割を分担し、声を掛け合いながら進める体験を通じて、“個人の行動”だけでなく“誰かと協力して動ける力”こそが、職場の安全を支える基盤であることを実感していただけます。

予防(心身の整え方)から、判断(ヒヤリの原因)、そして対応(初動の連携)までを一貫した流れで学べる構成です。
業種・職種を問わず、「自ら行動に移せる」「仲間と協力して安全を高める」──そう感じていただいた体験は、職場での行動変容へとつながります。

こんなことが学べます

心身の反応を
安全に活かす
視点

疲れや焦りが判断に与える影響を理解し、ヒヤリを防ぐ日常の工夫が得られます。

判断の質を
高める
安全行動

“ヒヤリの原因”をつかむ視点を学び、現場のミス低減につながる行動を強化できます。

連携で
支える
初動対応力

AED・心臓マッサージの役割分担と協同を通じ”チームとしての安全力”を体感できます。

構成例

予防(心身の整え方・習慣づくり)から初動対応(チームでの適切な行動)まで、一貫した流れで学べる実践的な安全対策・安全大会プログラムです。

プログラムの詳細はこちら

構成コンセプト
現場の「ヒヤリ」や事故の背景には、作業手順だけでは捉えきれない“判断・心身・環境”の影響が潜んでいます。本プログラムでは、日常のコンディション管理・習慣づくりから緊急時の初動対応まで、現場で即活かせる知識と行動のポイントを体系的に整理し、業種を問わず応用できる内容としてお伝えします。

① 導入|安全行動に関わる心身の反応を理解する
疲れ・焦り・緊張・眠気など、日々の心身の反応が判断や行動にどう作用するかを具体例を通して把握し、安全行動の基盤をつかみます。
② ヒヤリの原因|判断ミスの背景を分析する
多様な現場での事例をもとに、ヒヤリやミスが起きる原因を整理します。「心身の反応(疲労・焦り・緊張・眠気)」「行動上の要因(確認ミス、慢心)」といった“ヒヤリの原因”に着目することで、日常業務でどのように安全行動に活かせるかを具体的に示します。
③ 安全行動の基盤|日常業務でできる心身のケアと確認習慣
眠気・疲労・不安などの心身の状態に対する、シンプルで実践的なケア方法を紹介。また、確認ミスや慢心を防ぐ習慣づくりなど、日常業務にすぐ活用できる具体策も提示し、安全行動の基盤を強化します。
④ 初動対応|心臓マッサージ・AEDのチーム連携ワーク
「心臓マッサージ」「AEDの操作」「119番への通報」の3つの役割を分担して協力する体験型ワーク。個人の行動だけでなく、周囲と協力して安全を守る力、チームとしての連携の重要性も実感できます。
⑤ まとめ|予防 → 判断 → 対応を“一貫した流れ”として整理
講演全体で学んだ「心身の整え方」「判断の視点」「初動対応」をつなぎ、現場で自ら行動に移せる力、仲間と協力して安全を高める力に落とし込みます。

対象

  • 建設業や運輸業などの安全大会
  • 職場・現場の安全対策や応急措置をテーマとした講演会・セミナー

講師紹介

堀 エリカ

ほり えりか

看護師・救急救命士 ・医療コーディネーター

プロフィール

看護師として、首都圏の公立・大学・民間の各病院(脳神経外科/内科・外科・ICU・ER・精神科)に十数年にわたり勤務。
イギリス留学(心理学専攻)を経て、医療コーディネーターとして独立。患者さんやご家族に「医療相談サポート」を提供するとともに、教育機関や講演・セミナーでの講師活動にも力を注いでいる。

堀エリカ

お気軽にご相談ください

主催者様のご意向や現場状況を丁寧にお伺いし、参加者の皆さんがすぐに活かせる安全行動のポイントを提供します。講演後のフォローや研修会の実施、熱中症・食中毒・蜂や蛇等の危険生物への対応など、季節・現場に応じた安全リスクにも柔軟に対応可能です。まずはお気軽にご相談ください。