大学病院での研修講師

先月、首都圏の大学病院で開催された院内研修会で、講師を務めさせてもらいました。

参加者は私と同じ看護師の皆さん。入職年数の浅い方から経験を豊富に積まれた方まで、約150名の方にご参加いただきました。

研修テーマは「患者さんの満足度を高める接遇術」。患者さんの病院に対する満足度を左右する要素には、病院の建物や医療機器、立地といった”ハード面”、医療技術や接遇などの”ソフト面”の2つが挙げられます。

前者は新設や新規導入等がおいそれとはいかない一方、後者は1人1人の医療者の心掛け一つで、そのクオリティを高めることが可能なものと言えます。

”モノ消費”から”コト消費”へと変化する時代の流れの中、医療機関でもソフト面、とりわけ接遇スキルの向上に力を注ぐところが増えています。

研修会の前に院内を見学させてもらいましたが、どのスタッフの方も患者さんやご家族にとても丁寧に接していました。そうした接遇を大切にする”院内文化”ともいえるものが、既に育まれている病院の看護師の方ということもあり、私の一言一句に頷いたり、一生懸命メモを取るなど、接遇能力をより一層高めようとする参加者の皆さんの気概が、教壇に立つ私にヒシヒシと伝わってきました。

研修会前の準備の様子

(研修会直前、研修内容の最終チェック)

堀 エリカ

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